職 名 | 氏 名 | 所属学会等 | ||
中央手術科長 | 木村 丘 |
日本麻酔科学会 (機構専門医・学会指導医) 麻酔科標榜医 |
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ペインクリニック科長 | 加藤 幸恵 |
日本麻酔科学会 (機構専門医・学会指導医) 日本ペインクリニック学会 (専門医) 日本臨床麻酔学会 日本区域麻酔学会 J-RACE2022 |
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麻酔科長 | 青山 泰樹 |
日本麻酔科学会 (機構専門医、学会指導医) |
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麻酔科医長 | 青山 有佳 |
日本麻酔科学会 (機構専門医・学会指導医) 日本臨床麻酔学会 J-RACE2022 日本ペインクリニック学会 日本区域麻酔学会(指導医) |
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参 与 | 松井 秀明 |
日本麻酔科学会 (機構専門医・学会指導医) 日本ペインクリニック学会(専門医) 日本緩和医療学会 日本慢性疼痛学会 日本東洋医学会 日本臨床麻酔学会 日本区域麻酔学会 日本医師会認定産業医 |
麻酔科
診療スタッフ
診療内容・専門分野
麻酔科は手術麻酔、ペインクリニック、救急医療を担当しています。日本麻酔科学会、日本ペインクリニック学会認定施設として専門医研修が可能です。
2023(令和5)年度は3,105件の総手術件数のうち局所麻酔手術などを除く2,236例(72.0%)を麻酔科管理しました。手術室は7部屋あり、DSA室での血管内治療(主に脳外科)にも対応しております。麻酔科当番医を分担し、24時間、365日対応しています。
ペインクリニックは、神経ブロック療法を中心とした痛み治療を行っています。2023(令和5)年度の新患数は204人、入院は25人でした。対象は帯状疱疹関連痛、腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症等による腰下肢痛、頸椎症・頚椎椎間板ヘルニア等による頸肩腕痛、三叉神経痛、癌性疼痛、幻肢痛、上下肢血流障害による痛み、術後遷延痛などです。難治性疼痛に対する脊髄刺激療法も行なっています。また、痛み疾患ではありませんが、ベル麻痺やハント症候群等の末梢性顔面神経麻痺に対するブロック療法や、顔面痙攣・眼瞼痙攣・多汗症に対するボトックス療法も当科で取り扱っています。
救急医療関連として消防署と連携して救急救命士の教育にあたり、2023年度には気管挿管実習3名、ビデオ喉頭鏡(AWS)の実習6名、気管挿管3年毎再教育実習13名、生涯教育研修24名を受け入れました。
当院では毎年6~8名の初期研修医を受け入れ、麻酔科2ヶ月間の初期臨床研修を通してレベルに応じて、気道確保、呼吸循環管理、末梢中心静脈路確保、動脈路確保、脊柱管麻酔、末梢神経ブロックなどを習得してもらいます。希望による追加初期臨床研修や、3年目以降の機構専門医研修も岩手医科大学、岩手県立中央病院と連携して受け入れます。特色としては、可搬性エコーを手術室に3台所有し、積極的にエコーガイド下ブロックを行って術後鎮痛に介入しております。また全症例で麻酔担当医が翌日回診します。
当科の目指す診療内容
近年、短時間作用型薬剤の恩恵により覚醒が早い麻酔が安全に行えるようになりましたが、反面、術後鎮痛がより重要視されるようになりました。また予防的抗血栓薬治療の増加や静脈血栓塞栓予防の周術期抗凝固薬使用の増加により、症例毎の周術期鎮痛がより重要となります。そのために術前診察を重視し、その患者さんに最適な麻酔方法を患者さんと共に選択するよう心がけています。術式や既往は勿論、患者さんの背景にも配慮して、毎朝全症例術前カンファレンスを行っています。
ペインクリニックは手術麻酔や術後鎮痛の技術を基に麻酔科医を中心に発展した分野です。「痛み」は身体に生じた異常事態を知らせる警告反応として大切な役割を持っています。しかし、過度な痛みは生活の質の低下につながります。急性痛でも慢性痛でも警告の役割を終えた後の痛みを軽減し生活の質を向上させるのが治療の目的です。痛みに対する治療は単純ではなく、ブロック療法で全てが解決するわけではありません。痛みから完全に解放させてあげられればと思いますが実際は中々そうはいきません。痛みの治療を通して、少しでも生活のし易さや心の安らぎを得ることにご協力できればと考えます。
また、胆江地区メディカルコントロール協議会の一員として、協議会の開催・救急救命士の教育・BLSの普及などに取り組み、地域の救急医療体制の構築に貢献しています。