栄養管理科は、入院患者さんへ治療食としての食事提供と個々に応じた栄養管理や、入院・外来患者さんへの栄養相談などを行っている部門です。
岩手県奥州市水沢字龍ヶ馬場61番地 地図
栄養管理科は、入院患者さんへ治療食としての食事提供と個々に応じた栄養管理や、入院・外来患者さんへの栄養相談などを行っている部門です。
安心・安全でおいしい食事を通して、適正な栄養管理・給食管理を実施しチーム医療に貢献します。
1.病院における食事は、「治療の一環」である食事療法として提供します
2.患者さんのニーズに配慮し、治療食の質の向上を図ります
3.患者及びその家族に対し、食生活に対する知識の普及、指導にあたります
4.食品の安全を確保し、衛生上の危害を防止します
5.業務は、効率的、経済的に運営します
6.食事療法の効果をあげるため、職員個々が研鑽します
7.地域との連携を図り、地域住民の健康増進に貢献します
【栄養相談】
食事療法が必要な患者さんを対象に医師の指示に基づき、個人指導を行っています。また、心臓病の治療や検査目的の入院患者さん対象に集団指導を行っています。
【個人指導】
*入院・外来患者さんが対象で予約制となっています。
相談日:月曜日~金曜日(土日・祝日はお休み)
相談時間:9:00~16:00
相談内容:糖尿病、慢性腎臓病、心臓病、高血圧、脂質異常症、肝臓病、肥満、貧血
嚥下障害や介護食、がんによる食欲低下など
相談場所:1階栄養相談室、病棟
管理栄養士が入院患者さん個々の栄養管理計画を立案し栄養管理を行うとともに、特に栄養管理が必要な患者さんには、NST専任管理栄養士が中心となってNST(栄養サポートチーム)が対応しています。
また、各診療科、各病棟の回診及び病室訪問をしながら栄養管理を行っており、さらに退院後も、外来での栄養指導、転院先への診療情報提供など行っています。
患者さんの病状に応じた食事を医師の指示のもと、当院の厨房で衛生的に調理した食事を提供しております。
食物アレルギーがある方は、看護科からの情報をもとに病室訪問を行い、アレルゲンとなる
食品を提供しない体制を整えています。また、咀嚼や嚥下機能の状態に合わせて、ゼリー
食やペースト食などを提供しています。
*食欲がないなど、入院中のお食事でお困りの方は、病棟担当の管理栄養士・調理師がお伺
いして食事の調整をしています。ご相談ください。
【食事時間】
朝食 8:00 昼食 12:00 夕食 18:00
食事は保温保冷配膳車を使用し、適温で配膳しています。また、入院中であっても季節を感じていただきたく行事食を提供しています。
NST専門療法士 4名
病態栄養専門師 2名
日本糖尿病療養指導士 1名
いわて糖尿病療養指導士 0名
がん病態栄養専門管理栄養士 1名
がん病態栄養専門管理栄養士指導師 1名
給食用特殊料理専門調理師 8名
調理師・栄養士・管理栄養士養成施設校の実習生の受け入れを行っています。
栄養管理科長 | 1名 |
管理栄養士 | 6名 |
事務 | 1名 |
主任調理師 | 3名 |
調理師 | 10名 |
臨時調理師(手) | 1名 |
栄養管理はすべての疾病治療のうえで共通する基本的医療のひとつです。栄養管理をおろそかにすると、治療効果が発揮できず、逆に栄養障害によるいろいろな合併症を併発してしまうことがあります。つまり、適切な代謝・栄養管理は患者さんの予後を改善することになります。
この栄養管理を患者さん個々の病状に合わせて実施することを栄養サポートといい、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師等の専門家がそれぞれの専門的知識・技術を活かしながら実践する組織横断的集団をNST(Nutorition Support Team)といいます。
(岩手県立胆沢病院NSTマニュアルより)
病気療養中の患者さんの栄養摂取を支援することにより、早期の病気回復、全身状態の安定化を図るため、栄養サポートチーム(以下NSTとする。)が置かれています。NSTは全ての患者が個々に応じた栄養療法を受けることができるよう、栄養状態や栄養摂取に関すること、栄養についての啓発活動に関すること等について活動を進めています。
また、2006年12月から奥州市歯科医師会と連携を図り、NSTの活動を行っています。
医師、看護師、摂食・嚥下障害看護認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士、調理師、事務職員のほか、奥州市歯科医師会と連携し他職種がチームとなって患者さんの栄養について考えています。
・回診・カンファレンス
・コンサルテーション(随時)
・NST委員会開催
・院内研修開催
・摂食機能療法推進
・学会参加及び学会発表