カテーテルアブレーション
全国的にPCIは減少しつつある中、カテーテルアブレーションの件数は増加しており、当科でも同様の傾向となっています。特に、心房細動に対するアブレーションは生命予後を改善するというevidenceも出てきており、不整脈治療の重要性を増してきています。
リードレスペースメーカー
また新しい治療として、リードレスペースメーカーを昨年は4例に植込みました。侵襲の小ささがご高齢の方のメリットとなりますので、今後も増えていく可能性があると思います。
心臓リハビリテーション
今年は心臓リハビリテーションの資格を持った理学療法士が赴任し、盛岡以外では最初の心臓リハビリテーションの施設基準を満たす施設となりました。心臓リハは、患者さんの社会復帰を支援するだけではなく、心不全の増悪による再入院の予防に有効であるというデータが次々と出てきている、注目の分野でもあります。当地域の心不全の患者さんに役立てられるよう、できる限り有効に用いていきたいと思います。
心臓リハビリテーションの様子